病気で身体が不自由になった母を田舎から東京に呼び寄せ、自宅から程近いホームに入所してもらいました。私たち家族は、寂しい思いをさせないよう、毎日ホームへ行き、母も身体が不自由ながら、慣れない環境に徐々に適応していった矢先に、コロナで訪問が禁止になってしまいました。
気分を変えるため、悩みましたが他のホームに移ることにしました。そこでは、面会は全く禁止ではなく、ファミリールームで会うことはできたし、自由に外出もできました。
しかし、母の様子が段々と変化し、怒りっぽくなり、暴言を吐いたり、介助の際に爪を立てたりすることが多くなりました。
そして家族に知らされることなく、中枢神経に作用する薬を投薬され、私はショックと憤りを感じました。
薬の中止を訴え、分子栄養的な代替案を提案しました。しかし、私の目の届かないところで、その代替案は難しかったのかもしれません。母はストライキのような感じで、食事を拒否することもあり、激痩せし、母の怒りは私にも向けられることが多くなりました。
ちょうどその頃、フラワーエッセンスと出会うことがあり、母に試したところ、母は一瞬で変化したことに、驚きを隠せませんでした。
週に1度は母と家で食事をするのですが、食事にエッセンスを入れたところ、食事を終えると一言、母が「ありがとう」と言いました。これまでは食事にも文句が多かったのですが、久々に聞いた母の感謝の言葉でした。その後、少しお昼寝をしたあと、おやつを食べている時に、今度は「ごめんね・・・」と。私たちを気遣う言葉を発してくれたことにとても驚きました。私の知っている母に出会えて、本当に言葉にならないくらい嬉しい出来事でした。